1930年代頃のフランス製サックコート
高円寺の名店encoreにて8万円ほどで購入したもので、購入後着用せず大事にしまっておいたものです。
今ではサックジャケットと呼ばれることも多いですが、昔はサックコートなどと呼ばれていました。
サックコートの歴史は非常に古く、1840年代頃にフランスで登場したとされ、1860年代頃からは紳士の街着として徐々に広まっていったそう。
サックコートに厳密な定義はないのですが、よく見られる特徴として、小さめの襟に小さめのVゾーン、そして裾に向かってラウンドカットされたフロントなどなどがあります。
当時の写真を調べてみると、第一ボタンだけ閉めて、中に着ているベストや懐中時計などをチラ見せするスタイルが流行っていたことが窺えます。
こちらの個体はゴールデンサイズかつ、約100年前のものとは思えないくらいの状態の良さが揃った素晴らしい逸品です。
襟裏は擦れ?によって黒っぽくなっていますが、破れたりはしておらず、着用すれば見えない位置のためお直しに出さずとも問題なく着用可能です。
生地感は肉厚ですがシャリ感のある極上のウール。
深みのあるブラウンよりのグレーにエクリュのストライプ。ストライプをよく見るとブルーの糸が入っていたり、ストライプの間にはヘリンボーンのパターンが数種類組み込まれていたりと、今では考えられないほど手の込んだ生地が使われています。
裏地は美しいブラックのサテン生地。
内ポケットの中には雰囲気あるスタンプもございます。
古き良きフランスの極めてクラシカルな装いにいかがでしょうか。
実寸(素人採寸です)
肩幅45.5
身幅51
着丈69
袖丈64
vintage
french
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カテゴリー:
ファッション##メンズ##ジャケット・アウター
Update Time:2025-08-07 04:50:52